日曜劇場「99.9─刑事専門弁護士─」ってご存知ですか?
弁護士ドラマはつい、観てしまいます。
いままでも「離婚弁護士」や「弁護士のくず」「リーガルハイ」など観ておりましたが、いま、楽しみにしているのは、断然、日曜劇場「99.9─刑事専門弁護士─」です!
今期の新ドラマのなかで最高視聴率なのは、役者さん(松本潤、香川照之、榮倉奈々、岸部一徳)がみなさんいい味を出しているのももちろんですが、脚本が面白いです。
とくに、主人公の深山が、依頼人や周囲の人の話に耳を澄まし、
集めた情報を壁一面に貼りだし、
疑問点をあぶり出し、
原因を探るため、ストイックに証拠を集めて歩く姿に唸ってしまいます。
「やっぱり、こうした地道な行動が大事だよね」
「仕事の進め方に通じる」
「うんうん」
と一人頷いてしまうのです^^
それに、実際、こんなふうに地道に活動している弁護士さんがいるのも見聞きしていますので、ドラマだけどリアル感があるというものあります。
たとえば、以前痴漢えん罪事件が題材の周防正行監督の映画「それでもボクはやってない」で、電車内の現場を再現して、どんな動きが不可能かを検証していましたが、この話は映画の脚色ではなく、弁護士さんが実際に行っていた、とか・・・
「99.9─刑事専門弁護士─」の脚本家は大阪を拠点に活動してされている、劇団「PEOPLEPURPLE」主宰の宇田学さんという方です。阪神淡路大震災の消防士の活動を描いた舞台「ORANGE」を見たプロデューサーに誘われ、テレビドラマの脚本を手がけるようになったそうです(WIKI情報)。
おそらく、しっかり取材されて、書かれているのでしょう・・・。
お話の骨太な感じがすごくいい。注目の脚本家さんです。
(久保谷)